美女トラクター

美女とトラクターが織りなす甘美な物語

ミスコン美女がトラクターと過ごす
はじめてのひととき。

しんとした倉庫にボルドーレッドのワンピースを纏った美女がやってきた。「すごく大きいんですね」ジョンディアの鈍く輝くボディに触れながら、彼女の身長ほどはあろうかという巨大なタイヤ、雄々しい鹿のエンブレムを眺めると、少し頬を赤らめながら、そう小さくつぶやいた。

撮影がはじまる。シャッター音が静寂に鳴り響くたびに彼女の表情は、あどけない少女から大人の女性へと変わっていく。

「大人の男性が好きです」撮影の合間にありふれた質問をしたら、意味ありげな微笑みを浮かべて答えてくれた。大人とは何だろう。年齢なのか、経済力なのか、精神的な成熟性なのか。尋ねたこちらが戸惑いを隠せない。

ハンドルを握るほっそりした指先、アクセルを優しく踏み込むヒール。もし自分が彼女をドライブに誘うとしたらどうするだろう。ショッピング、ディナー、観劇、何でも構わない。彼女に初めてを届けられる男でありたい。そう強く思った。

「初めての経験をすると自分が自分じゃない感覚に襲われるときがあります」すべての女性は多重人格なのかもしれない。ファインダー越しに映っているのが普段の彼女なのかどうかなんてちっぽけなことだ。そんなことより美女の横顔は尊いのである。

ほの暗い闇がトラクターと彼女を包めば包むほど、彼女の魅力が指数関数的に増大していく。もっとたくさんの写真を残しておきたいという欲望が止められなくなる。

ちょうどキスシーンを撮ろうとしているところだった。放たれた力強い光に一瞬だけ目が眩んだ。気づくと、彼女がこちらをみつめていた。憂いのある瞳が何かを語りかけてくる。

「もうおしまい・・ですか?」すべてのモノはいつか終わる。存在も時間も等しく有限なのだ。数年後、彼女はどこで何をしているんだろう。素敵な職場で夢を叶えているだろうか。愛する人と幸せな日々を送っているだろうか。そして、この奇妙なトラクターとのひとときを覚えているだろうか。撮影が終わり誰もいなくなった倉庫でふと想いを巡らせた。

モデル紹介

▼荒木 沙織(あらき さおり)
早稲田大学人間科学部所属(2018年4月現在)。「ミス・ミスターサークルコンテスト2017-2018」にてグランプリを含む2冠を獲得している。趣味は旅行と読書で、特技は身体が柔らかいこと。

今回のトラクター

▼ジョンディアJD7530
世界最大の農業機械メーカーディア・アンド・カンパニーのプロダクト。創業者であるジョン・ディア (John Deere) の名を冠している。緑色の機体色に映える黄色のホイールと鹿のエンブレムをブランドアイコンとしている。
[スペック情報]
全長5640mm/全幅2750mm/全高3425mm/機体質量12020kg/総排気量9000cc/水冷4サイクル6気筒直噴ディーゼルエンジン搭載
※JD7310Rのものを参考情報としています

オーナーインタビュー

▼竹下耕介様
北海道中標津で有限会社竹下牧場を経営する酪農家。160ha(東京ドーム約40個分)の土地で乳牛360頭を飼育。2018年に自社の生乳を使ったチーズ工房を建設。また酪農業のかたわら、牛と生きる中標津を体験しながら楽しむゲストハウス“USHIYADO”を運営するなど、中標津の魅力発信にも尽力している。

限られた労力でいかに最大の価値を生むか
生産性向上のための投資はためらわない

竹下さん
ジョンディアのJD7530は事業を引き継いで、自分の手で牧場を拡大させる挑戦を始めたころに導入した、思い入れのある1台です。今はこのほかにも、もっと大きなトラクターを複数所有していますが、この機材を見るといつも初心を思い出させてくれます。
わたしの投資に対する考え方はシンプルです。従業員の生産性を高めることこそが繁栄の礎になると考えており、作業効率向上のために牛舎を設計しなおし新たに建設したり、給餌や搾乳の自動化、センサーデバイスによる牛の個体管理など、多岐にわたって、比較的規模の大きな投資をおこなっています。

オーレンスとの付き合いは15年くらいでしょうか。税務の顧問契約を結んだことを皮切りに、先ほど述べたような攻めの経営判断をするときにはいつもアドバイスをもらっています。農業や酪農の設備投資は高額の資金を必要とするものも多いので、資金繰りや投資タイミングについて、細かなシミュレーションもしてもらいながら、綿密に計画を立てて投資を実行しています。

これからの事業展望ですが、より大きな枠組みで事業拡大を検討しています。最近は特に「地域全体をいかに守るか」をよく考えます。この近所でも一定の年齢まで働き抜いて、ハッピーリタイヤされる方が増えています。農地をどう残していくか。その農家が築き上げてきた生産技術や味を絶やさない、というのは中標津にとって意義のある取組みだと考えています。税務的な課題も数多く出てきそうなので、オーレンスとも連携しながら、よいやり方を探っていきたいです。

利用できる制度について

撮影にご協力いただける農家さま・メーカーさま募集中

現在、美女トラクター企画ではご自慢のトラクターを撮影させていただける農家さま、機械メーカーさまを募集しています。ご希望の方はお持ちのトラクターの情報と簡単なプロフィールを「問い合わせ」よりお送りください。

※取材先はオーレンスマガジン編集部独自の基準で選定します。可否についてはお答えできません。ご了承ください