お客様の声

組織や設備を整えて、おいしいねぎをもっとたくさんの人へ。

高品質なねぎを安定供給し続けている農家

氏家さん:氏家農場は、八代続く農家です。この一帯はほうれん草の生産が元々盛んだったのですが、連作障害で生産量が次第に落ちていき、代替えの作物としてねぎに行き着いたという経緯がありまして。私の父はこの一帯の小ねぎ生産の定着を主導した一人だったようです。そんな流れもあり、2006年には法人化とともに計画的な設備投資をおこない、ハウスでの小ねぎ栽培の体制を整えました。みず菜、青ねぎを含めると、現在はハウスが144棟あり、小ねぎは1年間に90トン出荷しています。

大切にしているキーワードを挙げるとすると、まずは「安定供給」でしょうか。温かい地域と違い、寒い地域では年間を通して作物を安定提供できる農家はほんとうに少ないです。だからこそ、そこには責任をもって取り組むようにしています。

もちろん、品質にもこだわりがあります。うちの農場では「健全な野菜は健全な土づくりから」をモットーにすべての作物を土耕で栽培しています。土壌分析をし,その結果に基づいて、単肥による施肥設計や、有機質肥料、完熟堆肥などで土壌のミネラルバランスにまで配慮した土づくりを行っています。元来、ねぎは差別化しづらいものですが、土づくりにこだわることで根がよくなり、ねぎの品質が向上するという正のスパイラルを生み出すべく、努力を重ねています。

県職員の熱烈な推薦を受け、
はじめて経営や組織に踏み込んだ相談をしてみた

氏家さん:オーレンスを知ったのは、県の職員さんの紹介がきっかけでした。ASIAGAPの導入など従業員に業務負荷がかかる取り組みをおこなう中で、それらの負荷を軽くできる標準化の仕組みや、努力にしっかりと報いることができる人事評価制度の構築を検討しており、よいアドバイスがもらえるかもしれないと考え、相談してみました。これまでは外部の方との短期間のお付き合いに対して懐疑的だったのですが、「北海道でたくさんの実績を持っているオーレンスはよいですよ!」と推薦してもらったことも大きかったです。

いままで県からの専門家派遣サービスを利用したことはあったものの、経営や組織のコンサルティングというテーマで、外部委託先と契約したのはオーレンスが初めてでした。どこに依頼すべきかわからなかったですし、ネットワークもなかったので。

話を聞いて、最終的には「勤怠管理等にかかるシステム開発」「労働量最適配分のための週次MTGの支援」「人事評価制度の作成と運用サポート」だけに留まらず、「新規工場建設にかかる収支シミュレーションや計画策定」など幅広い領域でアドバイスをもらうことにしました。

スタッフの目標管理意識が飛躍的に向上
耕作面積拡大や安定供給強化につながる

氏家さん:人事評価制度の導入により、スタッフ自身が目標を掲げる重要性をあらためて認識できたことは大きかったですね。制度を設計するにあたり、面談シートの運用をはじめたところ、「自分の評価のためにもこれまで以上に目標をきちんと管理しなければ!」と考えるようになってくれました。

目標管理がしっかりできていると、マネージメントする側も達成できていなかったり、全く手を付けられていない部分を早いタイミングで察知し、スタッフのモチベーションを維持できる建設的な打ち手を考えられますよね。

このようにオーレンスの支援で会社の体制がしっかり整ってきていることは、従業員の成長や耕作面積の拡大へとつながり、巡りめぐって、作物の安定供給という大目的の達成に貢献していると考えています。

ねぎのある豊かな食文化を創造していきたい

氏家さん:小ねぎや青ねぎの食用シーンをもっと広げていきたいです。そのためには売り方も重要だと考えていて。例えば、わざわざ青ねぎを一本まるごと買いたいという人は少ないかもしれない。しかし、刻んであるものが小口で売られていたらどうでしょう。「何かの料理に使ってみたい」というニーズが出てくる可能性もありますよね。

早ければ来年度末にはカット工場が完成し、一次加工品を提供できるフェーズに入るので、それらを販売する新しいチャネルを作りあげることに力を注いでいきたいと考えています。ねぎの産地としてある程度大きなこの地域全体を巻き込んで、販売の窓口になれるような仕組みを作っていけたらうれしいですね。

従来の東北の食文化だとねぎは白いもの。青いねぎは馴染みがなかったんです。でも、西日本の食べ物が浸透していくなかで変化が起きています。うどんにトッピングされている青ねぎなんて好例ですよね。こうした食文化の変化も、追い風になっているので、これを逃さずにしかけ続けていきたいと考えています。