農業経営Tips!

農業における採用・人材育成について

農業において、人材確保、新入社員の育成方法、能力評価基準方法など、いわゆる人事についての悩みは多く聞かれます。

農場への夢や憧れだけで応募してくる人が多く、現実とのギャップをなかなか埋められずに早期退職してしまうケースも多い業界で、どのように採用や人材育成方法を行っていくといいのでしょうか。

▼採用時面接について
採用時の判断がなかなか難しく、また、経営者だけで面接しているとどうしても経営者の主観による部分が大きくなり、公正な判断に欠けてしまうという理由から面接には経営コンサルタントに同席を依頼している農場もあるようです。しかし、これには、外部の第三者が加わることで、面接に臨む求職者の真剣味が変わってくるという話もあるため、有効な場合も多いという意見もあります。

▼適性検査(SPI検査)の導入
採用時には、面接だけではなく「適性検査(SPI検査)」を取り入れている農場もあります。

これは、採用時に求めるのは知識や経験だけではなく、「社会人として仕事に向き合う心構えができているか」、「人としての当たり前のマナーが身についているか」についても重視しているため、この部分をこの「適性検査(SPI検査)」で判断するためです。

▼採用後の育成
技術や知識がいくら優れ、経験があっても社会人としての基本が備わっていない場合、経営者の意図がうまく伝わらず、仕事で問題が発生した場合、労使双方の主張が平行線に終わってしまったり、叱責に対して素直に聞き入れることができなかったりし、組織として機能しないという可能性も出てきます。もちろん、採用時から将来右腕以上になる存在の原石探しは行うべきですが、採用以降は経営者の手腕にかかっています。

人材育成においては全国農業会議の「農の雇用事業」助成金も活用することで社内教育、外部研修にも積極的に取り組んでいけるので、このような制度は積極的に取り入れ、いい雇用関係を継続できるように随時見直していくのがいいでしょう。